まだ ENS 持ってないの!? スマホでの ENS 取得方法!

みなさん、まさか Ethereum の DApps やってるのに ENS 持っていないんですか!?

なーんて某ブログ風に煽りから始めてみましたが、私は先日取得したばかりです(笑)

仮想通貨のアドレスってとてもじゃないけど覚えられないですよね。
銀行の口座はギリギリ覚えられても、仮想通貨のアドレスを覚えている人はなかなかいないと思います。

そこで便利なのが ENS です!

ENSとは、「Ethereum Name Serivce」の略で、Ethereumアドレスに名前を付けるサービスです。
~.ethといった形でアドレスに名前を付けることが出来ます。

通常、送金等では0xで始まる覚えづらいEthereumアドレスを入力(コピペ)する必要がありますが、好きな名前を付けておけば覚えやすいし、直接入力もできて便利ですよね!

このENS、誰が取得したの分かりませんが、企業の名前はことごとく取得されているのです。
nintendo.ethだとか、rakuten.ethだとか、普通に取得済になっています。(企業側がちゃんと取得できたんですかね?)

「まだ ENS 持ってないの?」って時代が本当に来るかもしれません。
なかなか取得方法が複雑なので、スマホでの取得方法をまとめますので、皆様もぜひ取得してみてください!

ENS (Ethereum Name Serivce) とは?

冒頭でもご紹介したように、ENSは0x~という覚えにくいEthereumアドレスに名前を付けるサービスです。

ENSはスマートコントラクトで実現されており、管理者不在で自律的に動いています。
要するにENSもDAppsですね。

ENSの名前を取得するためには、取得したい名前をオークション形式で落札する必要があります。
取得を始めてから合計で5日間かかり、最低でも0.01ETHを最低1年間ロックする必要があります。
(このETHは1年後に取得したENSを手放せば返ってきます)

また、面白いのが、この名前を売買するマーケットプレイスが動いているんです。
Trust等のDApps一覧にも載っている「Name Bazaar」がそうですね。

企業の名前がことごとく取得されているのも、転売目的って可能性が高いですね。
(大体そういった名前は超高額のETHがロックされています)

取得されてしまう前に、自分のお気に入りの名前は確保しておきましょう!

ENS の取得方法

そんなENSの取得は以下のステップを踏みます。

ENS取得のステップ
  1. ほしい名前の確認
  2. オークションの開始・入札(3日間)
  3. 入札の開示(2日間)
  4. オークションの終了
  5. 名前とアドレスの紐づけ

今回はENSをスマホで取得しようと思いますので、Trustを使って解説します!

Trustの使い方は「超便利なスマホアプリ! Trust ウォレットの使い方! Ethereum の DApps やってみた!」をご覧ください。

現状のENS取得はMEW(My Ether Wallet)経由で実施するのがよさそうなので、TrustのDAppsブラウザで以下のURLを入力してMEWを開きましょう。
(MEW 使うので PC + MetaMask で全く問題なく以下の手順できます)

MEWのURL: https://www.myetherwallet.com/

ほしい名前の確認

DApps ブラウザで MEWを開いたら、上部のタブで「ENS」を選択し、ほしい名前を入力して、「Check ENS Name」を押しましょう。
現状、7文字以上という制限があります。

 

以下のように、「available!」と出たら誰も取得していない名前なのでオークションを開始できます!

 

オークションの開始・入札

では、ほしい名前を誰も取得していないことが分かったら、オークションを開始しましょう!

下にスクロールすると、ウォレットへの接続画面があります。
TrustはMetaMaskと同じ扱いで動作できますので、「MetaMask / Mist」を選択して、「MetaMaskに接続する」を選びましょう。

 

すると、オークションの開始画面に進みます。
以下の項目を入力しましょう。

  • Actual Bid Amount
    自分の入札価格を設定します。最低0.01ETHとなります。後で使うので覚えておく必要があります!
    最終的に落札できた場合には、第2位の入札価格との差額が返金されます。
    他の入札者がいない場合は、0.01ETHとの差額が返却されます。
    落札できなかった場合は、0.5%の手数料を差し引いた分が返却されます。
  • Bid Mask
    他人に入札額を隠すための値を設定できます。Actual Bid Amount 以上の数値とする必要があります。
    別に隠す必要がなければ同額でOKです。
    オークション開始時には実際にこの金額を送金する必要がありますが、Actual Bid Amountとの差額は最後に返ってきます。
  • Secret Phrase
    自分が入札者であることを示す秘密のフレーズです。後で使うので覚えておきましょう!

 

入力が終わったら、「Start the Auction」を選択しましょう!

 

以下の通り、トランザクションを生成しましょう。トランザクションが通ればオークションが開始されます。
この時に送金されるのは「Bid Mask」になります。(後で差額は返ってきます)

 

さて、トランザクションが通ったら、最初の手順で改めて名前を検索してみましょう。
すると、オークションが開始されていることがわかります。

この場合、2018/5/24 00:58:22までが入札期間、2018/5/26 00:58:22 までが入札の開示期間となります。
札期間が終わってから、開示期間が終わるまでに次の手順を実施しないといけないので、予定はしっかり確保しましょう!

ここから3日間、他の人に入札されないことを祈りつつ待機です!

Etherscanでオークションを開始した名前を検索すれば、発行されたトランザクションで他の人が入札してきたかを確認することができます。
この時確認できるのは「Bid Mask」の値なので、駆け引きになりますね!

入札の開示

3日経ったら、再度最初の手順で名前を検索してみましょう。
開示期間になっていることが確認できるはずです!

 

では、自分が入札したことを伝えましょう。
まず、最初と同じように「MetaMask / Mist」を選択して、「MetaMaskに接続する」を選択してウォレットに接続しましょう。
そして、以下のように Actual Bid Amount と Secret Phrase を入力して「Reveal your Bid」を選択しましょう

 

トランザクションを発行して承認されると、名前を検索したときの結果に入札価格が反映されます。

この時点で、最初の3日間で他に誰も入札していなければ勝ち確定です!

開示期間が終わるまで2日間待ちましょう!
入札期間と同様、Etherscanで名前検索すれば、その時点での最高額入札アドレスが確認できます。

オークションの終了

いよいよ5日間のオークションが終了です。最初の手順で名前を検索してみましょう。
最高額入札アドレスが確認できますので、自分のものであることを確認しましょう。

 

今までと同じように「MetaMask / Mist」を選択して、「MetaMaskに接続する」を選択してウォレットに接続すると、オークションの終了が出来ます。「終了」を選択しましょう。

 

トランザクションを発行して承認されれば、名前を検索した結果で「Owner」が自分のアドレスになっていることを確認できるはずです。

これでほしかった名前はゲットできました!!

 

名前とアドレスの紐づけ

最後に取得した名前とアドレスを紐づけしましょう!
ここまでやるとやっと取得した名前でアドレスとして認識できるようになります。
せっかく取得したのだから使わないとね!

手順が少し複雑ですが、あと少しなので頑張りましょう!

最初と同じように名前を検索すると、以下のように手順が表示されます。
赤枠に紐づけたいアドレスを入力すると、手順が完成します。
いちいちブラウザで画面を切り替えるのは面倒なので、緑色で囲った①~⑥のアドレスをメモアプリなどにコピーしておきましょう。
(⑥は自分で赤枠に入力したアドレスになります)

 

続いて、MEWの上部のタブで「契約」を選択して、「契約アドレス」に先程コピーした①のアドレスを入力しましょう。

 

すると中身が表示されますので「アクセス」を選択しましょう。

 

すると画面下にプルダウンのボックスが出てくるので、「setResolver」を選択しましょう。

 

2つの入力欄が表示されますので、それぞれに先ほどコピーした②と③のアドレスを入力しましょう。

入力しましたら、「書込」を選択してトランザクションを発行しましょう。
書き込みボタンがない場合は、今までと同じように「MetaMask / Mist」を選択して、「MetaMaskに接続する」を選択してウォレットに接続しましょう。
トランザクションが承認されたら次の手順に進みます。

再度「契約」タブを選択しましょう。そして契約アドレスの部分に今度は④のアドレスを入力します。
入力したら「アクセス」を選択しましょう。

 

そして、今度は画面下部のプルダウンで「setAddr」を選択しましょう。

 

2つの入力欄が表示されるので、それぞれに⑤と⑥のアドレスを入力して「書込」を選択してトランザクションを発行させます。

 

トランザクションが承認されれば、アドレスの紐づけは完了です。
最初の手順で名前を検索すると以下のようにResolvedに紐づけたいアドレスが表示されるはずです。

これで取得した名前を使った送金等ができるようになりました!!

逆引きの設定

では、引き続き逆引きの設定をしてみましょう。

逆引きの設定とは、文字通り、今までとは逆の変換をできるようにすることです。

先程までの設定は、「~.eth」という名前を「0x~」というアドレスに変換しましたが、今度は「0x~」というアドレスを「~.eth」という名前に変換します。

これにより、ENSに対応したウォレットアプリ等で、アドレスが自動的に名前に変換されるといったことが実現できます。

引き続き、MEWで設定を行います。
MEWの上部のタブで「契約」を選択して、「既存の契約を選択する」というプルダウンメニューを開きましょう。

 

メニューから、「ENS: Reverse Registrar」を選択しましょう。選択肢が見えない場合はスマホを横にすると見えると思います。

 

選択したら「アクセス」を選択しましょう。

 

そして、今度は画面下部のプルダウンで「setName」を選択しましょう。

 

入力欄が表示されるので、取得したドメイン名を入力して「書込」を選択してトランザクションを発行させます。
書き込みボタンがない場合は、今までと同じように「MetaMask / Mist」を選択して、「MetaMaskに接続する」を選択してウォレットに接続しましょう。

トランザクションが承認されれば逆引きの設定完了です!

確認のために、Ethrerscanでドメイン名の検索をしてみましょう。
すると、以下のように逆引きの設定が完了していることが分かります。

さいごに

なかなか面倒な手順ですが、取得できたでしょうか。

自分のほしい名前がとられてしまう前に早めに取得しましょう!
ドメイン名でマネタイズなんかもできたら面白いですね。

私の取得した makionaire.eth への投げ銭も気軽にどうぞ(笑)

今回取得したドメインに対してサブメインを取得することもできますので、サブドメイン取得方法もまた記事にできればと思います!

Trustでは、アドレスをENSの名前で表示する機能を開発中です。近日機能が追加されるので楽しみに待ちましょう!
また、Trustのドメインのサブドメインを取得する機能も開発中だという話もあります。こちらも楽しみです!

機能が追加されたらTwitterでもお知らせします!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

金融系WEBエンジニアの傍らにいろいろと書き溜めておこうと思いブログを開始。 DApps×スマホの未来に期待し、スマホ中心に記事を展開していきます。 初心者にやさしく技術的なことをまとめられたらと思っています!