Blocknode ロイヤリティプログラムのためのマスターノード通貨

今回は dapps market さんに教えていただいた、 Blocknode というプロジェクトを調べてみました。

Blocknodeは企業へのロイヤリティプログラム導入を目指したマスターノード通貨です。経営者はマスターノードを立てることで報酬を得て、その報酬で従業員や顧客へ還元を行うという感じです。

マスターノードとは

ブロックチェーンでは、従来のクライアントサーバの形ではなく、P2Pネットワークで構成されています。このネットワークを構成するコンピュータのことを「ノード」と言います。

マスターノードは文字通り特別なノードであり、一定以上の通貨を保有することで構成することができます。マスターノードは、ネットワークを運営する対価として高い割合で報酬を得ることができます

マスターノードを立てることができる通貨として有名なものは、匿名通貨の Dash があります。
今回ご紹介するBlocknode もマスターノードを立てることができる通貨です。

Blocknode の基本情報

まずは基本的な情報を確認してみましょう。

トークン BND
最大供給量 無制限
コンセンサスアルゴリズム PoS
ブロック生成間隔 120秒
マスターノードの条件 100,000 BND 保有
Webサイト 公式サイト:https://blocknode.tech/

 

BlocknodeはPIVXをベースに開発されています。
独自トークンであるBNDは2018年6月にICOを実施し、8月現在は Cryptopia CoinExchange で購入することが可能です。

マスターノードになるためには、上記の通り100,000 BNDを保有した上でVPS等でノードを構築する必要があります。構築用のスクリプトは公式サイトで公開されています。
マスターノードに必要なスペック目安は以下の通りです。

– 専用IPを搭載したUbuntu 16.04 VPS
– 1GB RAM(または512MB + 512MB vSwap)
– 10GB HDD
※必要な仕様は今後増加する可能性があります。

ブロック生成スケジュール

ブロック生成毎のBND発行スケジュールは以下の通りです。
64,800ブロック(90日)ごとに報酬は0.9倍になっていき、3,046,101ブロック以降の報酬は5BNDで固定されます。

Blocksブロック生成時の報酬報酬合計
1 – 500プレマイン20 000 000 BND
501 – 65 300700 BND45 360 000 BND
65 301 – 130 100630 BND40 824 000 BND
130 101 – 194 900567 BND36 741 600 BND
194 901 – 259 700510.30 BND33 067 440 BND
259 701 – 324 500459.27 BND29 760 696 BND
324 501 – 389 300413.34 BND26 784 626 BND
389 301 – 454 100372.01 BND24 106 163.76 BND
454 101 – 518 900334.81 BND21 695 547.38 BND
518 901 – 583 700301.33 BND19 525 992.65 BND
583 701 – 648 500271.19 BND17 573 393.38 BND

生成されたBNDは以下の割合で配分されます。

  • 80%:マスターノード
  • 15%:マスターノード以外のPoS
  • 5%:ガバナンス(マーケティング等のための基金)

 

現状のブロック生成状況はこちらのエクスプローラで確認することができます。

また、BNDの価格や報酬の発生状況などの情報は masternodes.online に掲載されていますので参考にどうぞ。

Blocknodeの目指すところ

Blocknodeは企業における従業員へのボーナスや顧客へのポイント等のロイヤリティシステムとしての普及を目指しています。経営者はマスターノードを立てて、マスターノード運営で取得したBNDをロイヤリティとして使用することで、初期投資はそのままでロイヤリティシステムができちゃうというわけです。

豊富なパートナー

注目すべきところは、すでにパートナー企業が存在していることです。この企業でBNDを使用したロイヤリティシステムが構築されることで、これらの企業との相互連携の可能性が生まれます。

また、パートナーとなると、ウォレットに企業のロゴを載せることができるようです。

現状のパートナー企業は飲食店や販売サイトなど多様なラインナップになっています。

ユースケース

Blocknodeでは以下のようなユースケースを想定しています。

従業員への報酬として利用する場合

ボブは従業員に何らかの報酬を与えたいと決め、Blocknodeプラットフォームを選択しました。

彼は最初にマスターノード構築の担保として必要な100,000 BNDトークンを購入しました。
そして、Blocknodeチームの助けを借りて、カスタマイズされた企業用ウォレットとマスターノードをセットアップし、BNDトークンを生成し始めます。彼の企業の従業員も、報酬を受け取るために独自のBlocknodeソフトウェアウォレットを設定しました。

次の大きなプロジェクトが完了した後、彼は十分なトークンを生成したと判断し、チームに報酬を与えたいと考え、従業員にBNDトークンを送りました。従業員はトークンをウォレットに入れて、BNDトークンをPoS報酬としてさらに生成することができます。また、オンラインでの支払い、Bitcoinとの交換やさらに法定通貨への交換を行うことも可能です。(将来的にウォレットから一部交換をできるようにすることを計画しています)

顧客へのポイントとして利用する場合

メアリーは、オンラインストアを経営しており、顧客へのポイントシステムを導入したいと考えています。
そこで、Blocknodeプラットフォームを使用することを決定し、上記の場合と同じようにBNDトークンを購入し、Blocknodeチームの助けを借りて、カスタマイズされたウォレットとマスターノードを設定しました。
彼女はBNDトークンを生成し始め、100,000 BNDを得るまで待ちました。これで第2のマスターノードを構築することができます。彼女は今、彼女のビジネスのためにトークンを生成する2つのマスターノードを持っています

彼女は、BNDを商品購入価格の3%の報酬率(競合他社の3倍)で顧客に還元しています。マスターノードがトークンを生成しているので、これを行うことができるのです。 (将来的には、支払いシステムと統合され自動化されたシステムをBNDトークンを送るために提供することができます。)
メアリーの顧客はBNDを彼女のウェブサイトの割引支払いオプションとして使用できます。

ガバナンスと提案

Blocknodeはブロック報酬を使って独自の開発資金を調達します。
ブロックが生成されるたびに、各ブロック報酬の5%が割り当てられ、Blocknode開発を独立してサポートします。
この資金をどのように使用するのかについて、コミュニティメンバはBlocknode全体に利益をもたらすと思われる提案をすることができます。提案には50BNDが必要となり、使用されたBNDはバーンされます。

提案は1カ月に1度、マスターノードによる投票によって採用が決定されます。

提案内容はこちらのサイトで確認ができるようです。

ロードマップ

ロードマップは以下の通りです。

パートナー企業の拡大はもちろんですが、アトミックスワップやサイドチェーンなど、技術的な計画も立てているようです。モバイルウォレットの計画もありますね!

まとめ

マスターノード通貨は初めて調べてみましたが、なかなか夢がありますね!

BNDの価値が保てるか、流動性は確保できるのか、といったところが、これからの開発と普及にかかってくると思いますので注目ですね!

日本人アンバサダーも募集しているようですので、興味のある方はチームに声をかけてみるのはいかがでしょうか。

今回 Blocknode を教えてくださった dapps market さんの Blocknode の記事は「Blocknode グローバルなポイントを目指す、マスターノード通貨」からご覧ください。

 

 

 

Twitter でマキオをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人

日本最大級の金融系WEBシステムのエンジニアをやりながらブロックチェーン技術を研究中。 DApps×スマホの未来に期待し、スマホ中心に記事を展開しています。 Binance に買収されたことで一躍有名になった Trust Wallet の日本Telegramグループのadminをやっています。